日本国憲法
2013.10.31/【石山 正彦】
この10月から、ある大学で一般教養科目の日本国憲法の講義をしています。法学部ではない学生にとって、法律の話、特に抽象的な内容が多くなりがちな憲法の話はなかなかとっつきにくいかもしれません。
もっとも、この夏の参議院議員選挙の際、憲法改正要件を定める96条の先行改正論が話題になりましたし、自民党は独自の憲法改正草案を公表しています。
自民党の改憲案は何をどう改正する提案をしていて、その改正によって私達にどう影響するのか(しないのか)、そもそも今の憲法を改正する必要があるのかなど、私達は今、「憲法とは何か」を考えずにはいられない時代を生きていると感じます。
学生達が今後、「憲法とは何か」を自分で考える際の手がかりを伝えることができればと思い、毎回悪戦苦闘しています。