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損害の算定(人的損害、物的損害、過失相殺など)

交通事故

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頭を打って人が変わった!? ~高次脳機能障害~

2013.11.12

1 高次脳機能障害とは

人間は動物と違って、自由自在に言葉を使いこなすことができます。頭の中で思いをめぐらして、様々な創造的発想をすることもできます。また、ある目標を実現するために適切な計画を立て、周囲の状況を判断しながら着実に計画を遂行し、たとえ失敗しても自分の行動を修正しながら目標に達する能力を持っています。人間は、これらの能力が特に発達していたからこそ、地球上で唯一、高度文明を築くことができたのです。
この人間の人間たりうる機能が高次脳機能であり、当該機能が障害されてしまうのが高次脳機能障害です。

2 交通事故による高次脳機能障害

交通事故で頭を強く打つなどして脳に傷がついた場合、脳挫傷や硬膜外出血、硬膜下出血などの目に見える深刻な外傷が生じることがありますが、それだけではなく、この高次脳機能までも障害されてしまう場合があります。
高次脳機能が障害されると、新しいことを覚えられなくなったり、まともな話ができにくくなったり、非常識なことを平気でするようになったり、急に怒りっぽくなってケンカが絶えなくなったり、いままで自分一人で出来ていたこと(例えば着替えなど)が突然出来なくなったりします。そのため、日常生活に重大な支障を来すほか、それまでどおりに働くこともままならなくなります。
しかし、高次脳機能障害は、CTやMRI等の画像検査だけでは異常所見がはっきりしないため、明確な診断ができず、一般的な神経学的検査でもよくよく注意して結果を読み取らないと異常所見を捉えることができません。そのため、病院ですら見落とされてしまう場合があります。
また、本人もなかなか障害に気づきません。
この障害に一番早く気がつくのは、家族・親族や友人、職場の同僚など、被害者の周囲にいて被害者を支えている方である場合がほとんどです。受傷後、被害者本人にさきほど述べたような変化が生じていて、あたかも人が変わってしまったかのように感じる場合には、高次脳機能障害が生じている可能性があります。
高次脳機能障害の診断は難しく、主治医の診断書でも、あまり異常がみられないというように書かれてしまうことがあります。しかし、周囲の方がおかしいと感じられるのであれば、高次脳機能障害の可能性がないのかどうか、もう一度、専門家に相談されることをお勧めします。
当事務所では、これまで、交通事故による高次脳機能障害のご相談を多数お受けしております。ぜひ一度、弁護士にご相談ください。


(関連トピックス)
高次脳機能障害の等級認定基準


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