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弁護士ブログ

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先輩弁護士の教え

2016.09.07/【堀田 伸吾】
先日、新潟に配属されている司法修習生(司法試験に合格し裁判官・検察官・弁護士になるための研修を受けている人)を対象とした、消費者事件の実務に関する講義を担当しました。

講義の準備に際し、私が司法修習生だった10年前を思い起こしてみました。当時は同じようにいろいろな講義を受けて知識を学んだはずなのですが、具体的にどんな講義を受けたかは、正直なところほとんど思い出せませんでした。
そんな中で、「弁護士としてのマインド」と「弁護士に必要な力」を教わったエピソードだけは、今でも深く記憶に残っていることに気づきました。

よく晴れたある日、修習生の私は、ある中堅の弁護士と川沿いの堤防を歩いていました。その弁護士が後見人を務めていたお年寄りが亡くなり、葬儀社に寄った帰りだったと思います。その弁護士はふと快晴の空を見上げながら、争いを解決し、弱い立場の人を支援し、世の中を平和にしていくことが弁護士の使命であるという話をしてくれました。

また、ある若手の弁護士は、弁護士として必要な力は何かという私の質問に対し、「調べる力」だと教えてくれました。弁護士の扱う仕事は実に多種多様、どんな相談が来ても、ポイントを見抜き、深く掘り下げて調査する能力がとても大切とのことでした。

そこで、私の講義でも、小難しい話はおそらく忘れられてしまいますので、先輩弁護士の教えに習い、なぜ私たち弁護士が消費者事件に取り組んでいかなければならないのか、そのために弁護士にはどんな力が必要なのかということに時間を割いて話してみました。
拙い話でしたが、少しでも司法修習生のみなさんの記憶に残ればよいなと思った次第です。

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