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地域司法シンポジウムin船橋

2014.03.14/【関 雅夫】
先週、千葉県船橋市にて行われた「地域司法シンポジウムin船橋 京葉地域に地裁支部を」に、新潟県弁護士会の代表として出席して参りました。

本シンポジウムは、千葉県京葉地域(市川市、船橋市、浦安市)には管内人口約125万人いるにもかかわらず地家裁支部がなく、市民は千葉市まで出向かなければならないことから、地家裁支部の設置を求めるという内容でした。
私からは、主に新潟での活動を報告させていただきました。

司法過疎の問題はここ十数年の課題として言われてきましたが、司法制度改革で弁護士の数が増え、その結果、ゼロワン地域(地方裁判所の支部が管轄する地域区分内に、法律事務所などを置く弁護士の数が、1名しかいない、あるいは全くいない地域)は解消されました。

しかし、そもそも地方裁判所の支部が遠い地域は全国にたくさんあります。例えば十日町市は、長岡支部の管轄となりますが、車で1~2時間かかります。
そこで、新潟県弁護士会では、地裁支部がない市町村にも弁護士を増やそうという活動をして参りました。
その結果、現在では、この十日町市を始め、南魚沼市、柏崎市、糸魚川市などにも弁護士が定着するようになりました。

もっとも、この司法過疎の問題は、弁護士だけで解決できる問題ではありません。
紛争解決機関である裁判所にも働きかけをしていかなければなりません。
裁判所への働きかけを行うという意味で、千葉京葉地域のような活動こそ、今後、全国に広めていかなければならないものであり、新潟県弁護士会でもより一層取り組んでいかなければならない問題であると強く認識しました。 

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