県内初の裁判員裁判無罪判決
2012.04.03/【堀田 伸吾】
私と佐藤克哉弁護士、他事務所の弁護士の3名で弁護人を担当した裁判員裁判対象事件(保護責任者遺棄致死)で、裁判員裁判では県内初となる無罪を獲得しました(3月30日判決確定)。この事件は、法律家にとっても非常に難解な争点を含むもので、裁判員のみなさんは判断を下すのにかなり苦労されたことと思います。
裁判員のみなさんにこちらの主張を理解していただくことができ、ほっとしています。
裁判員制度が始まってもうすぐ3年、今年は制度見直しに向けた検討の年とされています。
制度が運用される中で、市民にとって分かりやすい審理の実現や、裁判員の精神的負担など、さまざまな問題点が浮かび上がってきています。
刑事裁判をめぐる情勢はどんどん変化していますが、適正な刑事裁判の実現に向けてこれからも頑張りたいと思います。