相続の基礎知識① 相続発生、そのときどうする?
大切な人を失い、葬儀を終えた後、しばらくは気持ちの整理もままならない状況が続くことでしょう。そのような中でも、相続手続のタイムリミットは刻一刻と近づいており、落ち着きを取り戻した頃には思いもよらない事態になっていることがあります。
いざ相続が発生したときに慌てることのないように、相続に関する基本的な知識を見ていきましょう。
さて、相続手続においてはどのようなことをやる必要があるのでしょうか。
人が亡くなり相続が発生したときには、まずは遺言書が残っているかどうかを最優先で確認する必要があります。家の中に遺言書が保管されていないか、親族や知人が遺言書を預かっていないかなどを確認します。
遺言書が残っていない場合には、
・亡くなった人(被相続人)との関係で、誰が相続人になるのかを確定し、
・被相続人の遺産(相続財産)としてどんなものが残されているかを調査し、
・相続人間で相続財産をどのように分けるかを決める
というようなステップを経て、相続手続が完了します。
遺言書が残っている場合には、遺言書の内容に従って相続手続を進める必要があります。
次回以降、まずは遺言書がない場合の相続手続の流れを具体的に説明していきます。
(関連トピックス)
相続の基礎知識② 相続人の確定
相続の基礎知識③ 相続財産の調査
相続の基礎知識④ 相続するかしないかの選択
相続の基礎知識⑤ 相続財産の分け方
相続の基礎知識⑥ 遺産分割に関する法的な諸問題
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